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明日のBlizzardアリーナには火花が飛び散ることでしょう。LA Gladiatorsが海の向こうの強敵と対戦し、最初の「テキサス決戦」を控えたいま、スポーツ界に見られる「ボストン対ニューヨーク」のような長年のライバル関係がオーバーウォッチ リーグ全体に飛び火する可能性が出てきました。大方の予測と注目のポイントをお知らせしておきます。

Los Angeles Gladiators vs London Spitfire—12月8日(金)午前7時

強豪チームのLondon SpitfiresとLos Angeles Gladiatorsのドッグファイトは一方的な戦いになることが予想されます。London Spitfireはファンからもコラムニストからも有力視されており、多くの人々が、選手たちが期待を裏切らない活躍をみせてくれるのなら、オーバーウォッチ リーグの初開催シーズンでLondon Spitfireが優勝するだろうと予測しています。

SpitfireのほとんどのメンバーはAPEXの前2回のシーズンで表彰台に上がった強豪KongDoo Pantheraチームの出身か、APEXシーズン4とAPAC 2017でチャンピオンに輝いたGC Busanチームの出身であり、Park “Profit” Joon-yeongとPark “Birdring” Ji-Hyukという2人の優れたプレイヤーとの契約も勝ち取りました。2人とも同じヒーローを使っていることもあり、「どちらがプレイするのか」という点も注目されています。

一方のLos Angeles Gladiatorsは、同じくロサンゼルスを拠点とする隣のチームであるValiantのおかげで存在感が薄くなっているようにも感じられますが、この先の試練に備えて、チームを一つにまとめ、共に戦う上での共通認識や仲間意識を築こうとしています。タンク専門プレイヤーとオフタンクのコンビであるLuis Galarza “iRemiix” FigueroaとAaron “Bischu” Kim、堅実なDPSプレイヤーのLane “Surefour” Robertsを中心とするGladiatorsですが、メンバーの最終確定時と比べて不思議とあまり注目が集まっていないようにも見えます。個人的には、私はこのチームに大きな期待を寄せています。

João Pedro “Hydration” Veloso de Goes Tellesのプロジェクタイルダメージ能力に疑問符は付くものの、このチームにプレイオフに進出できるだけの個人技が備わっていることは疑いありません。David “dpei” Peiの指揮のもと、Gladiatorsはチャンピオンシップを目指してチームの絆を強める姿勢を見せており、2018年の活躍に期待が持てます。とはいえ、豊富なタレントが揃ったヨーロッパのチームがGladiatorsを圧倒しようと息巻いていることも否定できません。

Dallas Fuel vs Houston Outlaws—12月7日(金)午前9時

南部に行けばテキサススタイルのバーベキューが食べられるだけではありません。選り取り見取り、欧米を代表するオーバーウォッチプレイヤーが多数、南部には控えています。Dallas Fuelは史上もっとも大きな成功を収めたeスポーツチームとして名高いEnVyUsの結成したチームですが、今回のリーグでの初回の対戦相手は、元実況アナリストにして現ゼネラルマネージャーのMatt “flame” Rodriguezが率いるHouston Outlawsになります。

ガバナーズカップのライバル同士の対決であることにももちろん注目ですが、両チームの親会社には元々、他の有名eスポーツタイトルに由来するライバル関係が存在し、そのことが火にFuel(燃料)を注いでいます。しかし奇しくも、経験と才能豊かなメンバーはDallas Fuel側に偏っています。両チームの因縁の対決第一回戦はあっさり決着が付くかもしれません。

欧米地域のLANトーナメントで2016年10月以来負けなしの“Boys in Blue”は、既にバランスの取れたチームをさらに強化し、貴重な宝を掘り当てている事実は疑いようがありません。オーストラリア人スタープレイヤーのScott “Custa” Kennedyと2017年のワールドカップで準優勝したFélix “xQc” Lengyelを獲得したことで、ルシオなしの構成や攻撃的タンクメタの潜在的な問題が過去のものとなったばかりか、Brandon “Seagull” Larnedがチームに加わることで、以前にはなかったプロジェクタイルプレイも可能になっています。

対するOutlawsの代表であるHector Rodriguezは、ヒューストンチームに初勝利をもたらすために選手たちを鼓舞することでしょうが苦戦が予想されます。とはいえ、オーバーウォッチ リーグへの参戦を認められた人気プレイヤーが集まるチームですから、サプライズもあり得ます。それこそプレシーズンの醍醐味といえるでしょう。

New York Excelsior vs Boston Uprising—12月8日(金)午前11時

オーバーウォッチ リーグの初開催シーズンに参戦する12チームがメンバーを獲得していく中、各チームのプレイヤー獲得に対する姿勢は様々でした。プレシーズン最初の組み合わせの最後を飾る東海岸の2チームは、その点に関して両極端な存在です。

New York Excelsiorは実績のある韓国人プレイヤーがそろっていますが、Boston Uprisingとの対戦で、レギュラーシーズン開始前のコーチングで最も「伸びる」であろうと期待された欧米のプレイヤーたちと戦いうことになります。成長の余地を残したプレイヤーを複数獲得したことで批判を受けたBoston Uprisingのゲーミング部門のプレジデント、Chris “HuK” Lorangerの言葉が正しいのであれば、そういうことになります。

批判にもかかわらず、そしてオーナーであるRobert Kraftの投資のもとで大きなプレッシャーがかかっているにもかかわらず、「必ずや期待に沿ってくれる」と信じてやまない、このカナダ人の自らのチームに対する揺るぎない信頼は尊敬に値します。以前にLorangerがマネージャーを務めていた、元Toronto eSportsのプレイヤーであるLucas “NotE” MeissnerとMikias “Snow” Yohannesは、オーバーウォッチ オープン ディビジョンから1ヶ月と間をおかずにオーバーウォッチ リーグに踏み出そうとしています。

ただし、今回の対戦がBoston Uprisingの最終結果を占うものではないことも留意しておきましょう。実際のことろ、発掘された原石の才能を集めたボストンの野心的なチームは、今回、2017年のワールドカップ王者であるKim “Mano” Dong-gyoやスイス・アーミーナイフと呼ばれる天才Kim “Libero” Hye-sungなどを従えて、すでに優勝を視野に入れているような強豪と対戦することになるのです。

このボストンチームにとって真のテストとなるのは、初戦から優れた韓国人チームを相手に大番狂わせを起こせるかどうかではなく、来たるレギュラーシーズンに向けてプレイオフの出場可能性を示す何かが見せられるかどうかなのです。3つのマップで一方的な戦いになると予想される中、世界最高とは言わないまでも、世界でトップクラスのトレーサープレイヤーであるNew York ExcelsiorのPark “Saebyeolbe” Jong-yeolが、「ボストンの保守派」を勢いづかせないような活躍を見せられるでしょうか?

プレシーズンの対戦はOverwatchLeague.comまたはMLG.comでご覧ください。1月11日に開幕するレギュラーシーズンに備えて、リーグの12チームすべてが2回ずつBlizzardアリーナのステージに上がります。カレンダーに印を付けて、オーバーウォッチ リーグでの戦いに備え、お気に入りのチームやプレイヤーをチェックしましょう!